2022年7月実施の日本語能力試験に関する不正行為についての注意喚起 (お知らせ)
30 8月 2022
2022年7月4日、国際交流基金ベトナム日本文化交流センターは、ベトナムの日本語教育機関(複数)がフェイスブックにて「2022年7月第1回日本語能力試験の試験問題の解説ライブストリーム」を配信している動画を確認しました。当センターは、日本語能力試験の受験のガイドラインに基づいて、当該行為を不正行為に該当するものと判断しました。
(1) 日本語能力試験の主催者である国際交流基金は、当該試験問題の著作権を所有しており、試験問題の無断転載・複写・複製することは法律で固く禁じられております。今回の様に、2022年7月の試験問題をパワーポイント等に書き写してネット上で公開されたことを確認したため、今回の配信行為は法律上において禁じられている「無断転載・複写・複製」に該当します。
(2) 機器や道具に頼らず、記憶した問題用紙の内容や聴解試験音声をインターネット、その他の通信方法により公開したり、また、公開する行為に協力した場合、過去に行った行為であっても不正行為に該当します。
なお、今回の日本語教育機関(複数)に対して、当センターより不正に関する注意喚起ならびに再犯を禁ずる旨の警告書を発出いたしました。
このような事態を踏まえ、受験者・日本語教育関係者の皆様におかれては、以下の点にご理解・ご留意いただけるよう当センターより改めてお願い申し上げます。
(1) 出願時に、願書に記載されている「日本語能力試験の受験案内に書いてあるすべてのことを理解し、同意の上で受験を申し込む」ことに受験者が署名した時点で、受験者には日本語能力試験を受験するにあたっての試験実施側の判断に基づく方針については受け入れていただく必要があります。
(2) もし、不正行為の実施に協力した受験者が特定された場合、受験結果の取り消しといった処分が課されます。このような不正行為を行わない・協力しないようお願いいたします。
以上